角質除去と経皮吸収

お肌とスキンケアの関係では切っても切り離せない、「経皮吸収」について、今日は書いてみます。
ご自宅のスキンケアでも、こんなことを感じたことはありませんか?

 

「あれ?いつもと同じように化粧水が入っていかない…」
「いつもと同じようにつけているのに、なんだかべたべたする…。」

 

そんな方は、お使いの化粧品が肌に浸透しにくい状態になっているのかもしれません。

 

そこで、本日の本題、「経皮吸収」
そもそも、経皮吸収って?聞き慣れない言葉だと思いますので…。
クレッセンスのエステティックのアプローチでも、お客様のご自宅でのホームケアでも大切な経皮吸収についてちょっと書かせてくださいね。

 

経皮吸収を適切にできるようになると…お手入れ効果がぐんと高まるんですよ!

経皮吸収って?

経皮吸収とは、お肌の表面を通って、身体の中に成分などが吸収されることを言います。
オイルによるトリートメント(アロマテラピートリートメントなど)は精油を植物油で希釈したトリートメントオイルを皮膚表面から吸収させて、全身に働きかけます。化粧品も同じくです。
肌にやさしく、力強く働きかける自然の恵みによる自然療法によるエステはこの経皮吸収を最大限に活用し、かつ、手技(マッサージといわれる手によってトリートメントすること)により、望む結果を出しやすくするものです。
そして、精油や植物エキス、海のミネラル分など…が身体・肌に取り込まれることによって、機能を整え、手技もより力を増します。
手技はエステの柱なので、とっても大切です。
肌機能を整えながら身体の中に働きかける、化粧品やオイルなどは相乗効果を引き出してくれるのです。

 

経皮吸収が適切に行えるお肌=化粧品などの浸透がいいお肌状態とも言えます。
肌から浸透してお肌や身体に働きかけるのですから、肌につけるものは、肌が喜ぶものが、一番です^^

 

それは、ご自宅でのスキンケアも同じだとクレッセンスでは考えています。

どうすれば経皮吸収=浸透力が良くなるの?

お肌の中に、いいものをいっぱい入れれたらいいですよね。

 

秋に起こりやすい肌トラブルでもある、乾燥や肌のごわつき・ざらつきなどは、肌の表面が固くこわばることで経皮吸収しにくい状態になっています。
最初に書きました、「化粧水が入っていきにくい…」という状態はこのようなお肌状態であることが多くあります。

 

ここでもう一つの本題、角質除去。
「浸透を促すには角質除去」とよく言われています。
角質除去ができるものはたくさん商品としても出回っているので(ピーリング石鹸や角質除去化粧水、スクラブなど)、使われたことがある方もいらっしゃると思います。
たしかに、角質除去はとっても有効な方法です。
しかしながら、角質除去は、無理矢理行ってしまうと、肌を傷つけてしまったり、守るバリア機能を損ねてしまう場合がありますので、お肌状態により適切に行う必要があります。
ですので、敏感傾向にある方は浸透力を上げたい!と頑張ってしまうと、敏感度が増してしまい、ひりつきやしみる、赤みなどが起こる可能性があります。
無理に行わず、刺激を極力避けて、優しく保湿をしてください。

 

肌の機能には身体の内側を守る、境界線の働きがあります。
お風呂に入っても、全身白くふやけませんよね?手のひらや足の裏だけです。
手のひらと足の裏はそこだけに存在する皮膚の層があるためなんです。
余分な水分や、他にも雑菌やウイルスや…体内に必要ないものを入れないように防御する働きがあります。
ですので、表面の守る力を、ちょっと緩めていくことで経皮吸収はしやすい状態になります。
エステの際に行う、スチームタオルによる拭き取りやクリームやローションなどにによるパック、ゴマージュ・ピーリングなどの角質除去などは経皮吸収を促すのにとっても有効なんですよ。
機械を使われるエステサロンさんでは蒸気を出すスチーマーや、電気によって成分などを入れやすくするイオン導入等が行われていますが、経皮吸収を一気に行うにはとても有効なので、されているんです。

 

クレッセンスは自然療法に力を借りたオールハンドのエステティックなので、いわゆる機械はほとんど使いませんが、そのほかのアプローチでお客さまの望む結果を引き出しやすくできるよう、お肌状態に合わせた適切に・効果的に化粧品などをお肌の中に取り込めるよう、工夫をしています。

 

ご自宅でも簡単にできる身近な経皮吸収アップ法もあります。

入浴(あたたまり、肌表面が柔らかくふやけた状態になる)
ローションパック(密封することでやわらかくさせる浸透を促す。乾く前に外してくださいね)
さする(オイルや化粧品などを塗り、なでるように肌にいれこむことで循環力もアップ)

浸透力アップの要は、肌の柔軟性と水分保持が適切に行なえるよう整えること。
もちろん角質除去が有効な場合もたくさんあります。先に書いたように、やりすぎは禁物の角質除去。
浸透が良くないなら、なにはともあれ角質除去!とその前に、お肌の柔軟性をまず取り戻すだけでも、かなり変わってきますし、角質除去もお肌に負担なく行えるようにもなりますよ。

 

ご自宅でも取り入れやすいものなので、ぜひやってみてくださいね!

 

私の肌に合った方法は?角質除去はどのようにするといい?
知りたい方はクレッセンスで随時ご提案しておりますので、お気軽にご相談ください♪

 


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