プロフィールストーリー
コンプレックスから生まれた“お顔屋”の原点
写真を見ていただければお分かりの通り、私は一重まぶたで地味な顔立ち。
美容やフェイシャルエステ、メイクを語るには、キラキラ感が足りないかもしれません。
でも、こんな私だからこそ、“美魔女”ではない、
等身大の大人の女性のお悩みを受け止めることができると考えています。
私が顔に興味を持ち始めたのは、中学生のとき。
ある野球選手(もちろん男性!)に似ていると言われ、ショックを受けた私は、
「どうしたら女性らしい顔になるだろう?」
「そもそも女性らしいって何?」
という疑問を抱えつつ、
いろいろな人の顔の観察と研究を始めました。
その後大学に進学した私は、予備校でオペレーションのバイトをしました。
若くしてリーダーを任せられていたのですが、悲しいことに、年上の後輩から軽く扱われてしまいます。
「それもこれも、説得力に乏しい地味顔のせいだ!」
と嘆いた私は、
世に出ていたキレイになるためのノウハウ本を読みあさり、
メイクやスキンケアの“マニア”になっていったのでした。
延べ3万名のお客様の肌から多くを学ぶ
やがて就職活動の時期になり、ストレスで肌がボロボロになった私は、
あるスキンケア商品で調子を取り戻します。
感動した私は、その化粧品会社に就職。
化粧品専門店担当のの販売員となりました。
約5年勤めたこの会社で、化粧品の知識はもちろん、
お客様の美しさを引き出して差し上げる喜びを知りました。
その後、私はさらに顔のトータル美を追求すべく、
エステのスクールインストラクターになり、エステサロンではお客様に施術をしてきました。
また、よりナチュラルでオーガニックな化粧品の基礎知識を得るためにアロマの資格を取得。
心理セラピーを融合したメイクのスクールにも通いました。
こうして実技と理論の双方を行き来しながら、
美容業界にて10年以上、化粧品会社やエステサロン数社を経験してきた私は、
延べ3万名様のお肌を拝見し、触らせていただいてきたのです。
“お顔屋”なのに整体を学ぶ理由
実はこの間に、女性特有の病気を患ったことがあります。
立ち仕事に身体がついていかず、精神的にも焦り、落ち込んでいました。
心身の不調が現れたせいか、肌のトラブルや顔のゆがみまでもひどくなった気がしました。
私は不調をなんとかすべく、ありとあらゆる方法を試しました。
でも、何をどうがんばっても、なかなか改善しない。
そんなときにわらをもすがる思いでたどり着いたのが、ある整体の先生でした。
絶不調のなか3回通った私は、3回目の施術ののち、身体がスッキリとしたことを感じました。
と同時に、
なんと頬骨の高さや目の大きさ、眉の高さなど、
顔の印象を決めるパーツの左右差まで整ってしまったのです!
そこで気付いたのは、
顔のゆがみは全身のゆがみと関係しているということでした。
私は先生の施術を受けながら、整体を勉強したいと直談判して学ばせていただきました。
その結果、
「整体の理論と顔や肌の理論は似ているのではないか?」
「顔や体のゆがみを整えると肌の状態まで良くなるのでは?」
という私の仮説は正しいということを確信したのです。
3年間の準備期間を経て、私は2016年4月から整体の専門学校に通い始めました。
「“お顔屋”を極めたいから整体を習う」
というのはとても珍しい動機ですが、
身体全体の土台から整えることでお顔の魅力を最大限に引き出したいという思いを叶えるべく、
理論と実技に磨きをかけています。
ステレオタイプなキレイがゴールではない
お肌には、さまざまな傾向があります。
風邪をひいたときに頭が痛くなる人とお腹が痛くなる人がいるように、
不調が肌のガサガサに現れる人がいれば、テカテカに現れる人がいます。
そんな個性豊かなお肌を、俗にいう「普通肌」に持っていくことが私のゴールではありません。
そもそも普通って、何でしょう?
私が中学や大学のときにすがった、
キレイになるためのノウハウ本の表紙を飾っていた芸能人のお肌でしょうか?
私は、違うと考えています。
美のお手本は、ノウハウ本のなかにはありません。
お客様ひとりひとりのお肌に、すでに存在しています。
たとえば脂性の人は、
日に焼けやすいけれどシミになりにくい、小じわができにくいという性質を持っている場合が多い。
そういった特徴をじっくりと観察させていただき、
あなたのお肌の長所を見出していきます。
そして、
長所を生かして伸ばすスキンケアやメイク方法などをご提案していきます。
もちろん、お客様ご自身の状況もさまざまです。
毎日忙しくて家でのスキンケアに構っていられない人もいらっしゃれば、
家では時間と手間をかけられるけれど、サロンには頻繁に通えないという人もいらっしゃることでしょう。
そういったお話を伺いながら、おひとりおひとりに合ったメニューを作っていきます。
お顔マニアの“お顔屋”、松澤真由美と一緒に、
みなさんのお顔がもともと持っている美しさや長所をいつくしみ、育てていきませんか?
written by Mayumi Asakura